虫歯の治療はどんなことするの? パート1(浅い虫歯:コンポジットレジン修復)
みなさん、こんにちは。歯科医師ミヤビです。
昨日のブログでコロナウイルスについて書いたら、本日3月30日に芸能人の志村ケンさんが亡くなってしました。
「バカ殿」が大好きでよくVHSに録画して見ていました。ご冥福をお祈りいたします。
本日は虫歯治療シリーズ パート1として一般の方に分かりやすいように解説します。
虫歯治療は虫歯の大きさや深さによってさまざまな治療方法がありますので、一度鏡でも診ながら歯の状態を自分で確認しましょう。
今回、浅い虫歯だった場合に行う代表的な治療がコンポジットレジン修復です。
歯医者行ったことがある方だったら歯科医から「白い詰め物」とか「白い粘土」とかと説明を受けたかもしれませんね。
コンポジットレジンは特殊な合成樹脂で、虫歯を削った後の歯の表面に流し込んで治療を行います。
このコンポジットレジンはある波長の光(青色;約450nm)を当てると硬く固まる性能を持っているので、光を当てて修復します。
手順:
① 虫歯をとる。
② 特殊な液でコーティングしてコンポジットレジンをつける。
③ 光を当てて固める
出典:wikland
④噛み合わせを調整と研磨して終わり。
簡単だね。
だから、コンポジットレジンでは保険治療の中で一番早く治療ができます。
短所としては
❶色の変色がしやすい
・・・色素の吸収が多い。
❷欠けやすい・取れやすい
・・・単純に脆いし接着が弱い。
❸埋めたレジンと歯の間に虫歯できやすい(二次カリエス)
・・・固まる時にレジンが小さくなる(重合収縮)
挙げられます。なので、治療すぐは綺麗な色の詰め物ですが、変色や虫歯になりやすいので注意が必要ですね。
それでもコンポジットレジンは優秀な材料で学生の時にワイルドライフという漫画でペンギンのクチバシを治した回は印象的でしたね。
すいません。余談でした。
今回はここまでで。
ミヤビでした。